5月2日、hideを想う日

5月2日。
この日が来るたび、自然とhideさんのことを思い出します。
1998年に旅立ってから、もう27年。
それでも、hideさんの存在は、今でも自分の中に生き続けています。
あの日から今日まで、hideさんの音楽はもちろん、言葉や生き様が、ずっと僕の背中を押し続けてくれました。
そして今日は、東京体育館で開催される「hide Memorial Day 2025」を見に行きます。
小学5年で出会った“衝撃”
hideさんを初めて知ったのは、小学5年生のとき。
友達が「めちゃくちゃドラムが速いバンドがあるんだよ!」と教えてくれたのがX JAPANでした。
そこからXの世界に引き込まれ、自然とhideさんの存在に惹かれていきました。
奇抜な髪型やファッション、鮮やかなギタープレイ―。
テレビ画面に映るその姿に、「こんなカッコいい大人がいるんだ」と衝撃を受けました。
気がつけば、ギターを始めていました。
コードの押さえ方も何もわからないけれど、とにかく“音を鳴らしてみたい”という衝動だけで、エレキギターを手に入れたのを今でも覚えています。
1998年5月2日――あの日のこと
そして1998年5月2日。
あの日のことは、今でも忘れられません。
私は当時中学生。午前中は学校へ行き、午後は家に帰って昼寝をしていました。
そのとき、寝ぼけた状態の中で、母が部屋に入ってこう言ったんです。
「X JAPANのhideさんが亡くなったみたいだよ」
何を言っているのか、最初はまったく理解できませんでした。
「そんなわけないじゃん…」と、冗談のように受け流そうとしてしまったのを今でも覚えています。
でもテレビをつけて、ニュースが流れて、ようやく現実だと理解しました。
全身の力が抜けていくような、信じたくないけれど認めざるを得ない――そんな感覚。
画面越しに映るファンの涙を見ながら、言葉にできない感情が胸を締めつけました。
いまでもあの感情は忘れることはありません。
2008年、東京ドームで感じた“再会”
時は流れて、2008年。
X JAPANが再結成し、東京ドームで3日間の復活ライブを行うことになりました。
このニュースを聞いたときの嬉しさといったら…。
私は全日程に参加しました。
かつて小学生だった自分が憧れた、X JAPANが東京ドームに立っている。
あのhideに憧れてギターを始めた少年が、今またX JAPANの音を生で感じている。
その事実が、言葉にならないほど感慨深かったです。
そして、再結成ライブの1曲目が「THE LAST SONG」。
再出発にあえてこの曲を選んだことに、胸が熱くなりました。
会場にはhideさんの姿こそないけれど、確かに“そこにいる”と感じられる瞬間でした。
そして2025年の今日
あれから、27年。
2025年の5月2日、私は「hide Memorial Day 2025」が行われる東京体育館へ行きます。
時間が経っても、hideさんの音楽は色褪せることなく、たくさんの人の心に残り続けています。
そして自分の中にも、hideさんが蒔いてくれた“何か”が今も生きていると、強く思います。
INAさんをはじめ、hideの音楽を支え続けてくれた皆様には感謝です。
ありがとう、hideさん
hideさんがくれた音楽、ギター、勇気、そして夢や生き方。
あの頃と同じように、今でもあなたの音に背中を押されています。
あなたの存在は、ずっとずっと、自分の中に生き続けています。
ありがとう、hideさん。
そして、これからもよろしくお願いします。
と、まあそんなところで。
それじゃ、18時30分会場で!
また〜!