hide Memorial Day 2025 ライブ参戦レポート|あれから27年、今も心に生き続けるhide

2025年5月2日、東京体育館で開催された「hide Memorial Day 2025」に参加してきました。
hideが旅立ってから27年。
雨の中にもかかわらず多くのファンが集まり、彼の音楽と魂に触れることができた一夜。
この記事では、そのライブの様子やセットリスト、そして私自身が抱いた想いを記録として残します。

会場の雰囲気と開演前の高揚感
今回の会場は東京体育館。
東京オリンピックでは卓球の会場として使用された歴史ある場所で、隣には国立競技場もあり、まさに特別な空間でした。
当日はあいにくの雨。


それでも、hideのパーカーを着たファンたちが会場周辺にあふれていて、雨を感じさせないほどの熱気。
開場前にはデジタルネイサージ

hideが乗っていた「クジラ」も!

hideの大型のパネルも。
多くのファンが写真をとっていました。

ピンクやドクロ、当時のグッズを身につけたファンたちを見ているだけで、まるで90年代の空気に包まれているようでした。
会場内の雰囲気
入場時もらったインフォメーションブック

開いてみると各メンバーとグッズの紹介。

会場内は思ったよりコンパクト。
斜めからでしたがステージが良く見えました。

中央に大型のスクリーン。
左右にサブのスクリーン。

アリーナには多くのファンが
ピンクの長細い箱を持っていました。
VIPの特典?知っていたら教えて下さい💦


1階には、「スタンド花」
「YOSHIKI」「LUNA SEA」「J」

「BUCK-TICK」

「GLAY」「東海林のり子」

「NHK」

「wowow」

そして各メンバーへのファンボックス



ステージに響く“生きた音楽”
ライブは18時ちょうどスタート。
hideが宇宙から返ってくる演出から始まり、
「ROCKET DIVE」で幕を開け、約2時間半にわたってhideの楽曲と映像、仲間たちの演奏が織り交ぜられたステージが展開されました。
特に印象に残ったのが「PINK SPIDER」。
アルバム『jazoo』に収録された「PINK SPIDER CLOUD ASSEMBLY」から自然に流れるように始まったこの演出は、言葉にならない感情を引き出してくれました。
この楽曲はINAさんによって構成され、2024年にhideの声が加えられて完成した“幻の楽曲”。
ライブでこのアレンジを聴いた瞬間、感動。
音の一つひとつが、今もhideが生きていることを証明しているように感じられました。
セットリスト
ライブは、代表曲とともにPATAの登場など、hideの世界観が詰まった約2時間半の構成でした。
- 01. ROCKET DIVE
- 02. SCANNER
- 03. DOUBT’97 (MIXED LEMONed JELLY MIX)
- 04. CELEBRATION(PATA登場)
- 05. 50% & 50%
- 06. FLAME
- 07. PINK CLOUD ASSEMBLY
- 08. PINK SPIDER
- 09. POSE
- 10. HONEY BLADE
- 11. OBLAAT
- 12. DICE
- 13. PSYCHOMMUNITY
- 14. 声 / ZEPPET STORE(木村世治)
- 15. GOOD BYE(hide with 木村世治)
- 16. LEMONed I Scream
- 17. 子ギャル
- 18. HURRY GO ROUND
- 19. TELL ME(PATA登場)
- 20. ever free
参考までに5月3日のセットリスト。
5月2日とは異なる内容。
個人的には、05. 限界破裂と12. FISH SCRATCH FEVERを聴いてみたかったです。
- 01. POSE
- 02. BACTERIA
- 03. DAMAGE
- 04. BEAUTY & STUPID
- 05. 限界破裂
- 06. Cafe Le Psyence
- 07. FLAME
- 08. PINK SPIDER
- 09. EYES LOVE YOU
- 10. MISERY
- 11. JUNK STORY
- 12. FISH SCRATCH FEVER
- 13. ever free
- 14. FLAKE / ZEPPET STORE(木村世治)
- 15. GOOD BYE(hide with 木村世治)
- 16. DICE
- 17. DOUBT
- 18. CELEBRATION
- 19. TELL ME
- 20. ROCKET DIVE
hideの“眼”のすごさを感じた瞬間
もうひとつ強く印象に残ったのが、ZEPPET STOREの木村世治さんの登場です。
hideさんがかつて熱烈に推していたバンドですが、当時の私は正直、その魅力を理解しきれていませんでした。
「なんでhideさんが?」と思っていたのを覚えています。
でも今になって、hideさんが「イギリスの音楽みたいだよ」と語っていたことを思い出し、ライブ後に久しぶりにZEPPET STOREのアルバムを聴いてみました。
すると、OASISのようなUKロックの空気を感じる部分があって、「これか」とようやく腑に落ちたのです。
hideさんは、当時から未来を見抜いていたんだなと思うと、やっぱりすごい。
改めて、hideの音楽に対する“眼”に驚きを感じました。
伝説は終わらない——ファンの想い
今回のライブは、hideが亡くなってから初めて私が足を運んだhide with Spread Beaverのステージ。
XJAPANのライブには何回か足を運んでいましたが、また違った雰囲気でした。
彼の不在という現実にどう向き合えばいいのか、ずっと迷っていた気がします。
でもこのライブで、ようやく自分なりの“答え合わせ”ができたような気がしています。
hideはいなかったけれど、音楽が、ステージが、確かに彼の存在を感じさせてくれました。
まとめ
ライブのラストは「ever free」。
その音が響いたとき、私は中学時代の自分に戻っていました。
CDをMDに録音して、ポータブルMDプレイヤーで「50% & 50%」「DICE」「HONEY BLADE」「FLAME」を聴いていたあの頃を思い出しました。
就寝時には、ヘッドホンをしてhideの音楽を聴きながら寝ていたな〜なんて。
インターネットもなく、テレビだけが情報元だったあの頃。
もちろんiPhoneもない時代。
でも、hideの音楽はずっとそばにあった。
そして今も、彼の音楽は私の中に生き続けています。
このライブは、そんな自分との“再会”のような、かけがえのない一夜となりました。
ありがとう、hide。これからも、ずっと。
と、まあそんなところで。
それじゃ、また〜!