ギター

X JAPANのhideに憧れて──初めてのギターと1995年の思い出

kakei-note

X JAPANを知ったきっかけ

僕がギターを弾きたいと思ったのは、小学生の頃に出会ったX JAPANがきっかけでした。

ある日、幼馴染が「すごいドラムを速く叩くバンドがあるよ、めちゃくちゃかっこいいんだ!」と話してくれました。

僕はまだロックバンドに詳しくありませんでした。

学校が終わり帰宅後に、マウンテンバイクに乗って、幼馴染が持ってきたCD(8cmシングル)を聴かせてもらったんです。

その曲が「Rusty Nail」でした。

イントロのシンセサイザーからのギターリフに一気に引き込まれ、
YOSHIKIの疾走感あふれるドラム、TOSHIの力強い歌声、ギタソロ前のバラードっぽい所からのギターソロ。

小学生だった自分には衝撃すぎて

そして、バンドの中に一人、ひと際目を引くギタリストがいました。

派手な赤の髪に奇抜なファッション、それでいてステージ上で楽しそうにギターをかき鳴らす姿。そう、hideでした。

「この人、めちゃくちゃかっこいい!」

小学生の僕は、瞬く間にhideに夢中になっていました。

hideへの憧れとギター購入の決意

それからというもの、X JAPANの曲を片っ端から聴き、テレビで彼らのライブ映像を観てはhideのプレイに憧れました。

当時の音楽番組は「Mステ」「CDTV」「HEY!HEY!HEY!」くらいで、
X JAPANはなかなかテレビに出ないため、「破滅に向かって」のビデオを1日2回くらい見ていました。

ギターソロで観客を魅了するそのカリスマ性。

僕も「いつかこんな風にギターを弾いてみたい!」と強く思うようになりました。

そんなある日、

幼馴染の友達が「お正月セールで黒いストラトキャスターを買った!」と言うではありませんか。

「マジで?」

そう思い立った僕は、彼が行った楽器屋(新星堂?)へ急ぎました。

そして、そこで見つけたのが青いストラトキャスター。価格は約2万円。
教則本、小さなアンプがセットになっていた入門ギターセット。

hideが使っていたモッキンバードのような派手なデザインではなかったけれど、
何より、ギターを手に入れた事が本当に嬉しかったのを覚えています。


小学生当時の自分時は最高のギターでした。

当時はギターのメーカーも知らず、
もちろん「レジェンド」の意味も知らず(笑)

小学生当時の自分には「2万円」が大金で、買うのにビビっていた気がします。

当時一緒に買物に行った母親にも本当に買うの?
長く続くの?と言われて、購入するまでに少し悩んだ気がします💦

親になってわかりますが、高価な買い物なので、続くのか心配だったのかもしれませんね。

数十分悩んだ末に、購入。
お年玉で買ったのか?母親が買ってくれたのか?曖昧ですが、感謝です。

あれから30年経過しますが、こうやって記事になり
今でも弾いていることには驚きです。

購入してしばらく経ってから、嬉しくてステッカーを貼ったり、ダイヤルを交換してみたり。当時から改造が好きだった事が伺えます。

ギターの背面には、zilch(ジルチ)のステッカー。
hideが亡くなってから発売されたCDで、外国人と組んだバンドです。

すべての曲がサントラみたいにカッコよく。
hideは世界を見据えてたのかなと思います。

いざギター練習!見よう見まねの日々

しかし、いざギターを手にしても、当時の僕は楽譜の読み方すらわかりません。

何から始めればいいのかもわからないまま、それでも「Rusty Nail」を弾きたくて、見よう見まねで友達と練習を始めました。

1995年当時のギター学習方法

当時はYouTubeもなければ、インターネットで無料のギターレッスン動画もありません。僕たち初心者が頼れるのは、

  • 教則本(ギター入門書):ギターと一緒に付いていた初心者向けの本で、コードの押さえ方や練習フレーズが載っていました。確か「いとしのエリー」が載っていた気がします。
  • 教則ビデオ(VHS):映像で手元の動きを学べる貴重な教材。ただし新品は高価で手が出ませんでした。
  • ギター雑誌(バンドやろうぜ!):毎月発売されるギター専門誌には、有名ギタリストの奏法解説や話題のバンドスコアが掲載されていました。
  • バンドスコア(楽譜集):X JAPANの公式楽譜もありましたが、そもその楽譜も読めなくて買ったままになっていました💦

結局、僕たちが頼ったのは「耳」と「目」でした。

  • CDで何度も同じフレーズを聴き、音を探る(耳コピー)
  • ライブ映像を観て、hideの手元の動きを真似する
  • お互いに「ここ、こう弾くんじゃない?」と試行錯誤する

当時は、チューニングを合わせるのも一苦労で、ギターの音が合っているのかもわからず、とにかく手探り状態。

それでも、少しずつ音が鳴るようになると嬉しくて、何時間も夢中になって練習しました。

近くの材木工場から、細い木を持ってきて、ギターを壊すマネなんかもよくやっていました(笑)

X JAPAN「Rusty Nail」のギター練習

「Rusty Nail」はX JAPANの中でも比較的初心者向けの曲とされることが多いですが、それでも決して簡単ではありません。

特にギターソロは速弾きテクニック満載で、当時の僕たちには到底弾けるものではありませんでした。

しかし、

  • メインリフやパワーコード部分は覚えやすく、初心者でも雰囲気を再現しやすい
  • イントロのギターリフを弾くだけで「Rusty Nail」感が出る!

ということもあり、何度も繰り返し練習しました。

「ソロは無理でも、リフだけでも弾けるようになりたい!」

そんな気持ちで、友達と一緒にギターを弾きながら「Rusty Nail」ごっこをしていたのが、今となっては懐かしい思い出です。

まとめ:hideとギターがくれたもの

X JAPANを知り、hideに憧れてギターを手にし、
楽譜も読めないまま見よう見まねで練習する。

そんな1995年の僕の原点には、音楽への純粋な情熱とワクワク感がありました。

あの頃、

  • 初めてギターを手にしたときの高揚感
  • 友達と一緒に練習した時間
  • 好きな音楽を自分の手で奏でられる喜び

これらは、今でも僕の心の中に強く残っています。

もし、この記事を読んで「昔、ギターを始めたときの気持ちを思い出した!」という方がいたら、ぜひコメントで教えてください。

そして、今ギターを始めようと思っている人がいたら、迷わず弾いてみてください! きっと、あなたの人生にも特別な思い出が刻まれるはずです。

X JAPANとhideに出会えて、本当によかった。

そんな1995年のギター物語でした。

2025年5月2日には
hide Memorial Day 2025 hide with Spread Beaver REPSYCLE ~ Life is still going on!! ~へ行きます。

30年越しにhideに会いに。

それでは、また

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