太陽光発電システムの設置費用と収支の振り返り

「太陽光発電って本当に元が取れるの?」「売電価格が下がるって聞いたけど、実際どれくらい影響があるの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、
2016年に太陽光発電を設置した私の実体験をもとに、8年間の売電実績を詳しくまとめました。
実際にどれくらいの収益が得られたのか、設置後8年以上経った発電量の変化、そして今後の対策についても解説します。
太陽光発電の導入を検討している方や、すでに設置している方の参考になれば幸いです。
太陽光発電システムの設置費用【約219万円】
- 設置費用:2,250,000円(税込み)
- 補助金:59,000円
- 実質負担額:約219万円
- 発電容量:5.995kW
自宅は建売住宅を購入し、その住宅メーカーで太陽光発電を設置💦
設置費用は高かったと思います😂
売電収入と自家消費の実績【合計約181万円】
2016年11月〜2024年12月までの売電収入と自家消費額
年度 | 売電金額(円) | 自家消費金額(円) |
---|---|---|
2016年 | 23,963 | 11,140 (11月・12月分) |
2017年 | 182,838 | 50,825 |
2018年 | 185,783 | 52,162 |
2019年 | 177,723 | 49,680 |
2020年 | 169,291 | 51,289 |
2021年 | 174,964 | 50,804 |
2022年 | 168,578 | 51,325 |
2023年 | 180,792 | 51,148 |
2024年 | 168,485 | 58,217 |
合計 | 1,384,646 | 426,600 |
合計で 1,811,246円(売電+自家消費)
↓自家消費金額は、設置してあるモニターより毎月確認

設置費用の回収見込み
売電と自家消費で年間23万円前後の収入があるため、
約10年で設置費用を回収できそうです💦
天気のよって売電価格は変動しますが、17〜18万円位の間で推移しています。自家消費も5万円程度で推移しています。
太陽光発電パネルは、南向きに設置するのが一番発電効率が良いと言われています。私の場合、東・南・西に設置しています。(↓参考に図面を添付)

設置当時のシュミレーションと比較すると
設置前にはシュミレーションを作成してくれます。
設置前のシュミレーションと現在を比較すると
シュミレーションに近いことがわかります。

売電価格の変動と将来の収益見込み
10年後の売電価格【31円 → 8.5円に減額?】
現在の売電価格は 31円/kWh
(固定価格買取制度FIT、2016年〜2025年)
10年経過後は 東京電力の場合8.5円/kWh に減額される予定
売電収入が 18万円 → 5万円(約13万円の減少) になる見込みで、
かなりの影響があります😂
電力会社を変更すれば価格が上がる可能性もあるため、要検討です。
修理・メンテナンス費用の見込み
- 太陽光パネルの耐用年数:20〜30年
- インバーターの耐用年数:10〜15年
- インバーター交換費用:10〜30万円(交換工事費5〜10万円含む)
インバーターは 最低でも15万円 はかかりそうです💦
20年間の収支試算【年間4.5万円、20年で90万円】
支出
- 設置費用:219万円
- インバーター交換費用:15万円
- 合計:234万円
収入
- 売電(1〜10年):176万円(平均17.6万円×10年)
- 売電(11〜20年):48万円(8.5円/kWh想定)
- 自家消費(20年分):100万円(5万円×20年)
- 合計:324万円
最終収支
324万円 − 234万円 = 90万円(20年間の儲け)
年間 45,000円 の利益……💦 期待したほどの儲けではなさそうです。
まとめ
- 8年間のデータを振り返ると、 損はしないが、得もしない という結論。
- 10年後の売電価格の大幅減少 がネック。
- これから設置を検討している方は 慎重に検討 するのが良さそう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😀
それでは、また